「 信念・心意気 」一覧
ベトナムにはベトナムの文化・風習がある 第 2,763 号
目の前に助けを求める人が現れた時、 後先を考えず手を差し伸べられる 大人はどれほどいるでしょうか。 網膜硝子体手術の分野で世界でも 屈指の腕を持つ服部匡志医師は、 病に苦しむアジアの貧しい人々の声を聞き、 自ら仕事を捨て海を渡ります。 そして令和4年にその貢献が認められ、アジア のノーベル賞と称される「マグサイサイ賞」 を受賞されました。そんな服部さんの原点とは。 ...
子供というのは限りない可能性を持っています = 2-2 = 第 2,762 号
私は茫然自失です。父親が涙ながらに言います。 「知らせようと思ったんだが、母ちゃんが、 太郎は試験の最中だ、 試験が終わるまで知らせないでくれ」 と言ったから、お葬式を済ませてしまった。 母ちゃんは死ぬ間際までお前の写真を 床の桟のところに置いて眺めていたよ」 十五歳の私は涙が止まりませんでした。 その時、私は神社の大きな欅を眺め、 ぼろぼろ泣きながら...
常にあらゆる環境を楽しむことで人生を生き抜く秘訣がある = 2-1 = 第 2,751 号
2023年4月5日、〝ムツゴロウさん〟の愛称で お馴染みの作家・畑正憲さんが亡くなられ ました。87歳でした。 世界の秘境へ挑み、インドの泥水さえ飲み 込んで、さらに獰猛な巨大動物と触れ合う。 畑正憲さんの人生は、常に死ぬか生きるかの 厳しい戦いと共にあったと言えるでしょう。 生きとし生きるものすべてに惜しみない愛情を 注ぎ、多くの人々に生きる力を与えてくださった 畑さん...
エリートならハンディ無しで勝負せよ 第 2,745 号
読者の中には、総務省とこれまで何も接点が ない人もいるかもしれない。そんな組織の パフォーマンスがどうなろうと、あまり 自分たちには関係ない、と思うかも しれない。 なぜ国と自治体の役割分担は混乱しているのか? なぜデジタル化はなぜこんなに遅れたのか? なぜ新聞・テレビはデタラメだらけなのか? 総務省は、「国の行政機能」「自治体の機能」 「情報通信」という、国...
人間は重荷を背負って生きている 第 2,737 号
『深い河』は遠藤周作にとって 作家人生の集大成ともいうべき作品です。 インドのガンジス川の流れに人生を 重ね合わせた遠藤周作は、この作品に、 どのような思いを込めたのでしょうか。 遠藤周作と長年の交流があった 文学博士・鈴木秀子先生が 『致知』最新号(4月号)にて その思いについて綴られています。 ─────────────────── (鈴木) 1993年に講談...
世界における水の偏在が急速に進みつつある = 2-2 = 第 2,736 号
長年水に関わってきた専門家の立場で、 まず世界がいま直面している水問題について 記しておきたい。 一人の人間が一年間に使用する水は 1,700立方メートルといわれ、 それより少なくなれば水ストレス、 つまり日常生活に不便を感じる状態に 見舞われるといわれている。 そして2030年には世界人口の半数、 約40億人もの人が水ストレスに 見舞われることが予測されている。 主な要...
本当は人知れずいろんな葛藤を抱えながら生きてきた 第 2,733 号
作家・五木寛之さんの作品を デビュー時から愛読してきたという 東洋思想家・境野勝悟さんの要望で、 『致知』4月号(最新号)にて初対談が 実現しました。 「70歳からは人生の黄金期」 「縁ある人を喜ばせたい」等々、 共に90年の年輪を重ねてきたお2人の言葉、 そして悟りにも通じる心境は圧巻。 お2人の話からは人生百年時代を生きる 知恵と勇気を与えられます。 4月号の一部をお...
周りの人の支えや助けがあって初めて物事はうまくいく 第 2,728 号
再生医療を可能にするiPS細胞を世界で初めて 発見し、2012年にノーベル生理学・医学賞を 受賞した京都大学iPS細胞研究所所長の 山中伸弥さん。 その山中さんの世界的な研究を成功に導いた ものは何だったのでしょうか。お父様とお母様 から学んだという仕事と人生の要諦とは。 ───────────────── 〈山中〉 私の父親は東大阪で小さな町工場を経営して いました。...
新規事業の芽を見つける努力を愚直に繰り返す 第 2,727 号
ファイナンスという"考え方„を身につけると 何ができるのか? ファイナンスがしっかりビジネスに活用できる 法体制や環境が整ってきたのは、実は ここ20年のこと。 しかし、ビジネスで実際に使えるファイナンス の技術をもっているのはごく一部の人だけです。 急速に発達したファイナンスに、今はビジネス パーソンが追い付いていない。 「ファイナンスは武器になる」12年...
玉石混淆な情報のなかから.有用な情報を選び出す能力 = 2-1 = 第 2,724 号
日本が大戦へと向かう中、自らの目で世界を 見つめ、外交交渉の最前線で闘った男たち がいた。ユダヤ人迫害の危機が迫る中、 本国からの警告を無視して渡航許 可証を発行した杉原千畝。日本 が第二次大戦前へと向かう中、 杉原だけでなく多くの日本 人外交官が世界各地で戦争と戦っていた。 日中戦争初期、本国の訓令を待たずにラジオ で平和的解決を訴えた斎藤博。国際連盟事務 次長を務め...