「 信念・心意気 」一覧
私たち人間は何かを思考しそれを言葉で表現します 第 2,492 号
(──数学者でいらっしゃる藤原先生が 徹底して国語にこだわられるのは興味深い ことですね。) (藤原) 私が国語にこだわるのは、すべての人間に とって、国語が知的活動の基礎だからです。 数学者からしたら「算数が一番」と言ってほしい のでしょうが、私は「一に国語、二に国語、 三四がなくて五に算数」だから数学者の間で 評判が悪いのです(笑)。 だけど、彼らだって本音では分...
人間は誰もが欲深く欠点だらけの弱い情けない存在 第 2,489 号
戦後教育の立て直しに情熱を注いでいる 元高校教師の中村正和さんは、 普通高校や定時制高校での苦しい体験を経て、 「共に是れ凡夫」の自覚に至ります。 先生も生徒も皆、 本当は凡夫であることを自覚するところから、 それぞれが許し合い、それぞれのよいところを 出し合って、協力する「和」が生まれる―― 中村さんが至った境地に学びます。 対談のお相手は、空手の指導と人間教育に 44年...
現在の日本では20代後半の男性の未婚率は73% 第 2,488 号
戦後の高度成長期には、世界からジャパン・ アズ・ナンバーワンと称された日本。 しかしその栄光は見る影もなく、 いまや日本はアジアの後進国になりつつあると、 東京大学名誉教授の月尾嘉男さんは言います。 日本はなぜそうなってしまったのか、 そしてどうすれば再びかつての輝きを 取り戻すことができるのでしょうか。 語っていただきました。 ───────────────── ...
自ら考えて自分が自分に最後の命令を出すもの = 2-1 = 第 2,486 号
脳神経解剖学の世界的権威であり、 第16代京都大学総長を務められた平澤興先生。 今年で没後33年になるいまなお、 その教えは色褪せることなく多くの人々に エネルギーを与えています。 「人間には無限の可能性がある」 「人間には140億個の神経細胞があるが、 それを全部使い切ったものは一人もいない」 人間に秘められた大いなる力と可能性を 生涯にわたり探究し続けた...
人間の心は弱いものだから常に磨き続けなければいけない 第 2,471 号
「国語力」の大切さを説くお茶の水 女子大学名誉教授の藤原正彦さんの トップインタビューをはじめ、教育再生に 情熱を注ぐ瀬戸塾塾長の瀬戸謙介さんと 元高校教師の中村正和さんの教育対談、 稲盛和夫氏の側近であり日本航空元会長補佐 専務執行役員・大田嘉仁さんと一橋大学ビジネス スクール客員教授・名和高司さんによる 「働き方」に関する対談などを掲載。 日本が直面する課題とその解決...
週に3回の筋トレと週に3回のウォーキングは大切です 第 2,470 号
こんにちは、 岡田宰治です。 前回は「足ることを知るは大切」でした。 向上心とともに欲のコントロールが大切という内容でした。 今回は「常に10年先をイメージする」です。 図入りはこちら ・人生が登山として現在どこを歩んでいるのか いつも語っている 健康寿命を伸ばし生涯現役をめざす! この考え方は健康な未来を見つめています。 とはいえ、それが身...
真剣勝負の世界に生きるイチロー選手の強い思いでした 第 2,469 号
バット職人の名和民夫さんは、 イチローが使うバットの制作者として 知られています。 名和さんはイチローのバットをつくるにあたり どのような思いを込めているのでしょうか。 名和さんにご登場いただいた『致知』 2022年5月号の記事の一部を紹介します。 ─────────────────── (名和) バットづくりの師・久保田五十一に伴われ、 メジャーリーガーのイチロー...
超人的とも言える過酷な修行の末に何を掴まれたのか 第 2,468 号
──修行日記【489日目】── 腹痛い、たまらん。体の節々痛く、たまらん。 道に倒れ木に寄りかかり、涙と汗と鼻水垂れ流し。 でも人前では毅然と。俺は人に希望を与える 仕事、人の同情を買うような行者では 行者失格だと言い聞かせ、やっと帰ってきた。 何で48キロ歩けたんだろう。 さっき、酒屋のおばちゃんがすれ違いざま、 「軽い足取りやねえ、元気そうやねえ」と。 俺...
すべて人生の根を養う材料にすることができます 第 2,466 号
いただいた、たった一度の人生を何に懸ける のか――。 日本を代表する尼僧・青山俊董老師が 若き日に選んだ人生の結論は、 尼僧として仏法に生涯を捧げることでした。 愛知専門尼僧堂での日々の厳しい修行を通して 自らを掘り下げながら、多くの雲水の指導、 執筆、講演など仏法の伝道に努めている 青山老師に、その求道の歩みと人間が根を 深めるための要訣を伺いました。 ───────...
心に真理を具えている人は身体は老いても心が老いることはない 第 2,465 号
次世代に伝承したい人間学の教え 本日は、『小さな修養論5』に収録されている 一篇をご紹介します。 ……………… 精進する ……………… 精進とは、励んで怠らないことである。 ひたむきに人格形成に励み努めること、とも 言える。 先日、タビオの越智直正会長より、 八十歳になったのを機に 自分の人生を支えた言葉を編集してみた、 と一冊の冊子をいただいた。 ...