「 想像・好奇心 」一覧
相手の立場に立って冷静に物事を捉える習慣が求められます 第 2,073 号
芥川龍之介の代表作である『羅生門』。 荒廃した京を舞台に繰り広げられる下人と老婆の 人間模様は、現代社会を象徴するものであると 本誌連載でお馴染みの文学博士・鈴木秀子さん は語られます。 この小説は私たちにどのようなメッセージを 送っているのでしょうか。 ─────────────────── (鈴木) 主人公の下人は、この荒れ果てた羅生門の下で、 行く宛てもないま...
政治能力の高さの一方「人心掌握術の天才」と言ってよかった 第 2,072 号
「上司の心得」のエキスパートである田中角栄 元総理の言行より、やがて来る「コロナ後」の 社会でも活用できる数多の心得を紹介。「気 に入らない相手」とも、全力で向き合う 勇気があるかどうか 「親分力」とは何だろう。上司としての度量、 器を指す言葉として、これ以上、 的確な言葉はない。 部下が曲がり角に立ち、切羽詰まっている。 そんなとき、「心配するな。人生は照る日 ...
犯罪者やテロリストの数も急増して刑務所は常に満杯状態 第 2,068 号
世界の混沌や不安定さを嘆くよりも、不安定 であることを前提に、日本としての身の処し 方を考えるほうが建設的!世界の中で我々 が「どうすべきか」という問いに答える ためには、世界が「どうなるか」と 正確に予測せねばならず、その ためには現状を正確に認識する必要があります。 地上波メディアの報道番組では、速報性という 観点から、どうしても、事実の推移を逐一追い かけていかざる...
大工や職人の仕事というのは体で覚え経験を通して学んだ学問 第 2,066 号
一生を桧と古代建築ですごしてきた著者が、 木をいかに生かすか、技や勘、人をいか に育てるかについて語る。 自分で経験を積み、何代も前から引き継がれて きた技を身につけ、昔の人が考え出した知恵 を受け継がなくてはならないのです。 私らが相手にするのは檜(ひのき)です。木は 人間と同じで一本ずつ全部違うんです。それ ぞれの木の癖を見抜いて、それにあった 使い方をしなくて...
海洋環境保全を意識した時!日本は世界が羨む海洋大国になる 第 2,065 号
日本近海の海底には、金、銀、レアアースなど、 約200兆円もの資源が埋蔵されている! 東日本 大震災に見舞われた日本列島は、こうした 過酷な自然災害が頻発する場所。しかし 同時に、地球のプレートが沈み込む 場所に存在するがゆえ、海底に 世界有数の鉱物資源が生み出されるのだ。 日本企業の凄いところは、本来は第一次産業で あるはずの鉱業から、鉱山開発で培われた金属 ・化学・機...
茶の湯と禅は切っても切り離せない関係にある 第 2,063 号
会津武家女性の教えに、例え何があろうと涙は 見せぬ、「まつげを濡らさない」がある。それ は、何事にも挫けることなく己の信念を貫い た武家女性の生きる姿勢である。 その人生は、時代に翻弄されながらも、信念を 貫く芯ある生き方であった。会津の武家女性の 教育という観点から、八重の生き方を探ると き、不安に怯える現代の私たちに、さま ざまな生きるヒントが見出される。 礼法...
静かに母の命をつないでいく 私はまだまだ待っている 第 2,059 号
よき言葉、よき教えに触れることがよき心を つくる――これは先人たちが共通して説く 不変の真実です。 本日は、コロナ禍により不安が広がり、人との 繋がりが薄れている中で、心にあたたかい灯が ともる、美しい詩をお贈りします。 認知症の母の壮絶な介護に24年間向き合った 詩人・藤川幸之助さんの詩「待つ」です。 ─────────────────── 詩:「待つ」 ...
“自分、自分、自分”という生き方には限度がある 第 2,058 号
新聞広告を出させていただき、 本当にたくさんの方から大きな反響、 感動の声をいただいている最新号 「稲盛和夫に学ぶ人間学」。 京セラ創業者の稲盛氏が実体験から導き 出した教え、その哲学のエッセンスが 凝縮された一冊です。 本日は最新号より、シンガー・ソングライター の長渕剛さんが稲盛氏から教えられた「大事な 人生訓」をご紹介します。 ★稲盛哲学のエッセンスが詰まった最新...
俺に言わせればヤクザの看板は邪魔なんだ = 2-2 = 第 2,056 号
暴力団関連の土木建築会社が狙うのは、 原発の新規建設。「ずっと前から発電 所関係だけじゃなくて‥‥‥ああ いうのはプラントエ事っていう んだけど、化学工場とか、食品会社 の設備とか、もともとそういう仕事に うちらの会社が入ってたわけだ。当時は ヤクザの会社だってうるさく言われなかった。」 「ただ狙うのは新規工事限定だ。一発工事の ほうがはるかにラクだし、ヤクザに向い て...
俺に言わせればヤクザの看板は邪魔なんだ = 2-1 = 第 2,055 号
暴力団専門ライターの著者が、ジャーナリスト では初めて作業員として福島第一原発に潜入し た。高濃度汚染区域で4ミリシーベルトを食 らい、防護服を着た作業のために熱中症 で昏倒。さらにヤクザと原発の密接な 関係も全て暴露。作業員派遣で暴利 をむさぼる親分が、ヤグサにとっ て原発は「最大のシノギ」であることを明かす。 原発は儲かる。「海から固めた。まずは漁協 の組合に話を通し...