「 戦略・策謀・計略 」一覧
人は想像できていた危機には強いが.想像できなかった危機には弱い 第1,577号
危機管理外史・無名のヒーローたちの物語、 17話が語る “土壇場で真価を発揮する 人間とは” ―いま語る誰も知ら ない真実の危機管理。 一つ助言させていただくが、レトリックと して「最上級」を使わないようにしたほう がいい。「死を賭して」「最善を尽く し」「全力を挙げ」「万全を期し」‥‥ こういう言葉は、ことさら空疎に聞こえる。 鉄は熱いうちに打て。早く褒めよ。 ...
日本の安全保障上の問題 第1,576号
経済崩壊を食い止めるために習近平は独裁的 権力を強化、国営企業の増強で海外市場を 荒らし、南シナ海侵略を本格化させて いる。そのカラクリに気づいたアメ リカは、同国で買収攻勢を強め てきた海航集団や安邦を融 資規制で破綻危機に追い込み、ZTE との取引禁止、中国への制裁関税強化 など、次々と対中規制を打ち出している。 トランプは、米朝首脳会談直前に態度を急変 させた北朝...
俺が冷や飯の旨い食い方をおしえてやる 第1,569号
「とげぬき麻生」「地震・雷・火事・麻生」 「年増にもてる麻生」「インターネット愛用 の若者にソコソコ受ける麻生」―幅広い層 にファンをもつ麻生太郎の異名は「半径 二メートルの男」一度でも麻生に接す れば、必ずファンになる。「日本の 底力」の原点ここにあり。 麻生太郎はカネ持ちのボンなのに、毎日、 麦飯を食べさせられた。麻生家には白米 を買えるだけの財力があった。 ...
国際銀行の元祖ともいうべき役割を果たしていた 第1,568号
「私に一国の通貨の発行権と管理権を与えよ。 そうすれば、誰が法律を作ろうと、そんな ことはどうでも良い」マイヤー・アム シェル・ロスチャイルドはこう語った。 つまり、お金さえあれば世界支配は実現可能 だということだ。これはハッタリでもホラ 話でもない。お金にはこの大言壮語を 裏付けるだけの重大な「罪」が山 ほどある。それこそが、お金 を悪用する仕組みを編み 出した国際...
国家機密の壁に爪を立てるようにして.いただきを登りはじめた 第1,563号
同時多発テロ事件の際に11日間連続の中継放送 を担当した元NHKワシントン支局長で、ベス トセラーとなったインテリジェンス小説 『ウルトラ・ダラー』 の著者が、世 界29の都市で見た、歴史的事件 の裏側、政治家、スパイた ちの素顔を描く。 読んでいるだけでスパイになって世界を旅 しているような気分になる、至極の 連作ノンフィクション集。 日本にあってはインテリジェ...
笑って!泣いて!まるで感情のジェットコースターに乗っているようだ 第1,559号
あなたはどうやってキャリアを踏み出した のか?18歳の大学生が米国各界の著名人 に次々と突撃インタビュー! 人生、ビジネス、成功。どれもナイト クラブみたいなものだ。つねに3つ の入り口が用意されている。 ファーストドア:正面入り口だ。長い行列が 弧を描いて続き、入れるかどうか気をもみ ながら、99%の人がそこに並ぶ。 セカンドドア: VIP専用入り口だ。億万...
言い訳も逃げ道もない.何もかも自分の責任で戦う以外にはない 第1,556号
交渉は、男児世に処する道。けちな了見で何が できるものか―坂本龍馬と西郷隆盛が当代 随一と驚愕した勝海舟の外交手腕。 勝海舟は、島田虎之助の勧めで牛島の弘福寺 へ禅の修行に通った。かれはのちに、「この 座禅と剣術とがおれの土台となった。幕府 が瓦解の時分、万死の境を出入りして ついに一生を全うしたのは、この 2つの功であった。勇気と胆力 は、この2つに養われたの だ」と...
地域独占という事業形態を利用して吸い上げてきた電気料金 第1,551号
「電力業界」は許認可権をにぎる「官僚」 に弱い。「官僚」は人事権をにぎる「政 治家」に弱い。だから、「電力業界」 は、カネと票で「政治家」に近づ く。政官業の三角関係の中で 利権が生みだされていく。 電力業界の原発利権は、長い間、 ベールに包まれていた。 検察や国税当局は過去10年あまり、業界トップ の東京電力が絡む裏資金の流れに何度も注目 した経緯がある。だが、...
それが中国のこの30年間の国家戦略になっている 第1,547号
私たちの目の前で日に日に巨大化していく 共産中国。その一方で世界中に渦巻く中国 経済欺瞞論、米中軍事対決説、共産党 一党独裁vs.民衆の蜂起予測、習近平 暗殺の噂etc.……。 一体日本人は、この見たくない現代中国という “現実"をどう受け止めるべきなのか? 日本経済の停滞と中国経済の巨大化のはざま で見過ごされてきた、誰も指摘してこなかっ た最重要ファクターを徹底...
さまざまなメディアの勘所に人脈の網を広げている 第1,546号
「情報を制する国が勝つ」とはどういうこと か―。世界中に衝撃を与え、セルビア非難 に向かわせた「民族浄化」報道は、実は アメリカの凄腕PRマンの情報操作 によるものだった。 国際世論をつくり、誘導する情報戦の実態を 圧倒的迫力で描き、講談社ノンフィクション 賞・新潮ドキュメント賞をW受賞した傑作。 PR会社は広告ではなく、それ以外の、水面下 の情報戦に訴えるのが仕事...