「 戦略・策謀・計略 」一覧
アメリカにまつわる語られない歴史⇒深く掘り下げた裏面史 第 534号
中国でのアヘン戦争はイギリスが起こしたけど、 その後、イギリスがアヘン貿易から撤退した後、 実はアメリカがそのアヘン貿易を引継ぎ、 莫大な富を築いたこと、アフリカ人奴隷の悲話は 多いが、中国人労働者クーリーを酷使し、西部 鉄道が敷かれたことはあまり話題にならない。 本書は、こうしたアメリカにまつわる語られない 歴史を、深く掘り下げたアメリカの裏面史である。 まず、ヨー...
インテリジェンスの世界の深淵を垣間見た稀な人々 = 2-2 = 第 532号
外務事務次官松永信雄は、気鋭のペルシャ語の 専門官をテヘランに次々に送り込み、長期的 な視点からイラン社会にどっしりと根に 下ろした人脈の開拓にあたらせた。 このとき播いたペルシャの香り米の種子は、 やがてほのかな芳香を放って、日本の対 イラン外交に豊穣な秋をもたらす ことになる。 テヘランにおける日本の情報活動の成果は、 ペルシャ語の専門官たちによる、地を這う ...
インテリジェンスの世界の深淵を垣間見た稀な人々 = 2-1 = 第 531号
フセイン包囲網に130億ドルを拠出しながら、 世界から冷笑で迎えられた不可解。 現場からの命がけの情報を生かせない 日本の官僚機構の不可解。 驚異的な取材力で日本湾岸外交をたどる、 情報ノンフィクション。 シリアに小野寺あり。 「東京経由のインテリジェンスに意外な 拾い物がある」この頃、ワシントンの情報関係者の 間でこんな話が囁かれていた。 湾岸...
その判断は.経営者が嗅ぎ取る「匂い」ともいうべき直感だった = 2-2 = 第 529号
パタゴニアの副社長にこう切り出した。 「クリス、パタゴニアの日本での販売は自分達で やってくれないか?今のモンベルは、日本の 商慣習に縛られて、直接ユーザーに 品物を提供することは難しい。 しかし、アメリカ企業のパタゴニアは、日本の商慣習に とらわれることなく、直営店を開設して直接ユーザー に商品を提供すべきだと私は思う」 これは率直な私の願望でもあった。 ...
その判断は.経営者が嗅ぎ取る「匂い」ともいうべき直感だった = 2-1 = 第 528号
モンベルの創業者にして現会長の辰野勇が、会社 設立から今日まで会社の発展の基盤となった7つ の決断について、その背景にあった考えと 未来に向けた展望について語る。 起業時の信条、商品開発を支えてきた思想、直営店 拡大戦略の真の狙い、海外進出の夢、会員システム による顧客とのつながり、震災ボランティアと アウトドア活動、出版業への進出、などの テーマについて、体験談をもとに構...
「自分で働く」精神と「感謝して学ぶ」精神日本学に学ぶ 第 525号
日本人は江戸時代という驚くべき平和な 共生社会をつくっている。 人口3000万人という当時は世界最大級の規模で これだけの平和で安定した国家をつくっていた。 素直に見れば、日本は世界の最先進国である。 過去の実績がそうだし、未来を拓く底力に おいても最先進国である。 世界がこれから平和と共生の時代へと進むと すれば、日本はその模範である。 アメリカ...
戦争というものは、スタートすると終わりがある 第 524号
1936年2月8日、神戸港に降り立った日独合作 映画の撮影隊一行に、一人の英国紳士風の 男が混じっていた。 その名はフリードリッヒ・ハック。 皆からドクター・ハックと呼ばれた人物である。 彼の職業はドイツの軍用飛行機や船舶、それらの 関連技術の輸入に携わる日本海軍および 陸軍のエージェント。 訪日の目的は、本来のビジネスに加えて、日独 合作映画の下打ち合わせ...
組織がいつ個人を切り捨てるかも分からない!!その時自分の味方は‥ 第 513号
あらゆる組織には「掟」がある。 暗黙の内に共有され、時に法より重んじられ、 破れば大きな代償を払わされる。 組織でうまく生き抜く極意とは、この掟を 熟知して利用することにあるのだ。 「組織は上司に味方する」「ヤバい話は聞かない でおく」「外部の助言で評価を動かせ」 「問題人物 は断固拒否せよ」「斜め上の応援団を作れ」「後輩 のために仕事をサボれ」…… “最...
良い会社は大切な「スタッフの休憩する場所」を最良な形に改善 第 511号
購買を決めているのは誰か見抜いているか? そのジャンルの「専門家」であると認知 されているか? 販売後、または利用後のフォローはできているか? お客さまの「買う前の不安」は取り除けているか? プライシングセオリーは持っているか? ラスト10%のツメにこだわっているか? 今すぐできる工夫はたくさんある。 「減収増益モデル」の構築。 価格を下げずに、価値...
杉原がハルビンで情報収集活動をするのに絶好の身分であった 第 509号
「国境と向かい合った近代の日本人」が 本書のモチーフです。 いわゆる「島国根性」から遠いところにいた人々。 とはいえ、ハルビン学院と満洲国は、歴史教科書 の一部としてみるに、まだまだ鮮度の高い生モノで あり、あの時代の都市と国家、そして日本人たちの 相貌は、世界のあちこちで国境線が引き直されて いる冷戦後の現代と交錯します。 そして、私たちに「国って何だ?」とい...