こんにちは。
岡田です。
前回(第 570 号)、現在の立ち位置がわかる
13のチェックポイントをあげました。
もう少し解説する必要がありそうなので、
3回に分けて説明しましょう。
ではいきましょうか。
1.つま先立ち時に脚の外側に体重がかかる(O脚)
つま先立ちになった時に、
どこに体重がのっているかで、
脚の軸のブレがわかります。
自然に親指と人差し指の付け根に乗っていれば、
前後方向から見た脚の軸は良い状態です。
これが、足の外側に体重が乗ろうとする場合は、
軸にぶれがあるのでうまく歩けないのです。
(解消法)
つま先立ちの練習をすること。
ふらつく場合は、
壁に向かって手をつくなどして安定させます。
その状態でつま先立ちを行い、
親指と人差し指の付け根に体重を乗せます。
これを1日に1セット目安で(20回)行います。
これは、靴を履いていてもできるので、
電車やバスの待ち時間や仕事の合間などに、
行ってもいいでしょう。
自然にできるようになってきたら、
ブレは矯正されています。
2.立ち姿勢でネコ背がある(胸が開かない)
立ち姿勢で壁を背にして、
かかとをつけて立ちチェックします。
かかと、ふくらはぎ、おしり、肩甲骨、後頭部、
この5か所が無理せず壁につくのであれば良い状態。
ネコ背があると後頭部は壁につかないです。
ネコ背が強い場合は肩甲骨、後頭部がつかなくなります。
無理して頭がつく場合はブッブーですよ。
(解消法)
解消法はいろいろあります。
・頭を上げ前を見ながら四つ這いの練習をする(1分程度)。
頭を持ち上げて四つ這いをすると、
前に傾いている首を矯正することができる。
手足の動きをゆっくり大きくすることで、
肩甲骨の潤滑が改善する。
体幹筋を軟らかくする作用もあるので、
一石三鳥以上の効果が期待できる優れた方法です。
・プッシュバーを使って深い腕立て伏せをする
ひざをついてもいいので、
とにかく深い角度で腕立て伏せをすることが重要です。
深い角度で体を沈めることで、
胸が大きく開きネコ背を解消させていきます。
・肩甲骨を引き寄せる
座った姿勢か立ち姿勢で背筋を伸ばし、
胸を張った姿勢で両手をV字型に上げます。
ここから、
肘を曲げ体側より後ろに下します。
肩甲骨を引き寄せることが重要ですが、
胸を開きながら少し上を向くとネコ背は改善します。
これ以外には、
座り姿勢で前のめりにならないように、
徹底することがとても重要です。
根気よく取り組む必要はありますが、
それができれば良くなります。
3.立ち姿勢でつま先がもち上がらない
アキレス腱とふくらはぎの柔らかさのこと、
ここが硬い場合はかかとで立てないわけです。
ストレッチボードに乗り、
25度の角度で真っすぐに立てれば問題なしです。
ここが硬い場合は、
かかとで踏ん張ることができないので、
歩幅を広くして歩くことができません。
(解消法)
一番手っ取り早いのが、
ストレッチボードの上に毎日立つことです(1分)。
これが一番楽で効果があります。
それ以外では、
いわゆるアキレス腱伸ばしのポーズでストレッチ。
できれば毎日行うのが良いでしょう。
ここが柔らかくなると、
自然と歩幅が広げられるようになります。
4.片足立ちで片方は30秒立てない
これは何を意味しているかというと、
左右の重心のアンバランスと、
骨盤、股関節、ひざ、足首のゆがみのチェックです。
両脚とも同じように、
安定して片足立ちできるのが良い状態。
片足立ちで立った時に重心がある側は、
しっかり立てるが反対側はふらつくケースは、
左右のどこかの繋がりが悪いわけです。
(解消法)
イチローがやっているような腰割りであったり、
スクワットやストレッチなどを通じて、
左右対称の動きができるように調整する。
左右対称の動きができない部分の繋がりを良くする、
これにつきるのですが、
方法は山ほどありケースバイケース。
たとえば、
歩く、走る、泳ぐなどの左右の四肢の繰り返し運動で、
調整するのが一番確実だと思います。
歩行整体を突き詰めれば、
歩くだけでよくなるのですが、
補助運動や潤滑整復術は、
良くなるまでの時間を大幅に短縮できる方法。
大切な時間を有効に使って、
二度と痛まない体をつくってほしいと願います。
(プラスαの心がけ)
正しく歩けない理由を知り歪を解消すると
未来が開けるというイメージをもちましょう。
『10年後の常識』514号 2017年3月6日
発行者 健康水先案内人/岡田宰治
公式サイト http://ameblo.jp/baffaro7
人類健康化の水先案内人/岡田さいじさんのブログ
より転載許可を得て掲載
今回も最後までお読みくださり、ありがとう
ございました。 感謝!