驚きこそが知を愛することの始まりだ = 2-2 = 第 2,342 号
現行の小学校の国語教科書を見渡してみると、 絵や写真が多すぎて活字が足りません。 載っている文章も、とくに古典などの 硬い読み物が足りません。 全体として、知性の精度が もっと高くてもいいのではないかと感じます。 決して現在の教科書の内容が悪いわけでは ありません。 多くの教科書には、それぞれの 文章に対して課題があり、その課題を こなすための文章が掲載されてい...
驚きこそが知を愛することの始まりだ = 2-1 = 第 2,341 号
子どもたちに 一生の宝となる日本語力を身につけ、 知性を身につけてもらう。 それこそが次の世代にできる 最高の贈り物である――。 そんな信念のもと、齋藤孝先生が 1年半の歳月と、渾身の思いを込めて作った 『齋藤孝の小学国語教科書 全学年・決定版』。 ・夏目漱石や芥川龍之介、 ゲーテやシェイクスピアなど文豪の名作、 ・『源氏物語』『徒然草』などの古典、 ・...
若返れる人の条件は.それなりの努力を継続した人 第 2,340 号
こんにちは、 岡田宰治です。 前回は「人生100年時代の治療家とは」でした。 今回は「健康まで導くのが治療家の使命」です。 図入りはこちら 人生100年時代の治療家として必要なのは、 治療家+トレーナーというか、 スポーツ選手専属トレーナーの簡略版のような感じで、 治療もコンディショニングもでき、 日常のセルフケアまで指導できる事だと思います。 (健...
救いは脳にではなく心に宿るものだと初めて知りました 第 2,339 号
『致知』2月号(最新号)でひときわ 大きな感動を呼んでいる記事があります。 カトリック長崎大司教区司祭・古巣馨さんの 「愛と祈りと報恩に生きて」です。 古巣さんは神父として、長年、名もなき市井の 人たちの苦しみや悲しみに静かに寄り添って こられました。 この記事には、そのいくつかの感動的な体験が 紹介されています。読まれた方からは 「電車の中で読んでいて、涙を堪えるのが必死 ...
しからば慶喜公のことは自分が一身に責任を負いましょう 第 2,338 号
学校の歴史教科書にあまり記述はありませんが、 幕末の江戸城無血開城に大きな役割を果たした 人物がいます。その名は山岡鉄舟。 幕府と新政府軍との交渉役を務め 江戸を火の海から救ったばかりでなく、 剣、書、禅の達人としても知られています。 『致知』2月号では臨済宗円覚寺派管長の 横田南嶺さんと、臨済宗国泰寺派全生庵住職 の平井正修さんがそんな鉄舟の功績や人柄を 語り合っています。...
周囲のために尽くすことに純粋な喜びを感じて生きる 第 2,337 号
私たちは社会的地位を手に入れ、財を築く ことが人生の幸せだと思いがちです。 しかし、本当の幸せは 目の前の当たり前の環境の中にあることを サミュエル・ウルマンの詩は教えてくれます。 「当たり前の幸せ」を噛みしめることも 大切なのではないでしょうか。 『致知』で「人生を照らす言葉」を連載されて いる鈴木秀子さんの解説が心にしみます。 ─────────────────── ...
人は神様から創られ愛された大切な存在である 第 2,336 号
『致知』10月号では文学博士でシスターの 鈴木秀子さんがイエス・キリストの歩みに ついてお話しされています。 ─────────────────── (鈴木) イエス様の生涯について申し上げれば、 分からないことがとても多いんです。 イエス様が亡くなって何年か経った後に、 4人の弟子がいろいろな人から聞いた話を まとめたのが『新約聖書』の福音書です。 この2千年間、その...
人間の基本となる生き方.大義を説く『大学』の教え 第 2,335 号
本日は『致知』最新号に登場されている 東洋思想研究家・田口佳史さんのお話を紹介 します。今回、田口さんが語られているのは 東洋古典の『大学』。 私たちは現在、大きな事件が起きると 「政治が悪い」「経済が悪い」と声を大に しますが、『大学』は一人ひとりが身を修める 努力をしない限り、家庭も整えられないし、 社会の平和も訪れないと説きます。『大学』に 触れることで自らを省みる機会...
一歩一歩努力すれば.いつの間にか高いところでも上がっている 第 2,334 号
弊社から刊行している語録集の ベストセラーシリーズ「一日一言」。 先哲の金言を366厳選収録し、 いつでもどこでも開いて気軽に読める ポケットサイズが人気を呼んでいます。 ………………………………………………………… 『鈴木大拙一日一言』 (横田南嶺・監修/蓮沼直應・編) ………………………………………………………… 世界に禅の神髄を説き、 “人類の教師”とも称...
軍は.平和を維持するために利用するもの 第 2,333 号
今年1年の世界を振り返る時、8月15日、 アフガニスタンの首都カブールが、イスラム 原理主義勢力・タリバンに制圧されたことは 衝撃的な出来事として人々の記憶に焼きついて います。 この時、現地の日本人を救出するための日本政府 の対応は後手に回り、大きな批判を浴びました。 なぜ、こんなことになってしまったのでしょうか。 元空将の織田邦男氏に登場いただいた『致知』 12月号の連載...