9/27(日)が十五夜、いわゆる「中秋の名月」
でした。
昨日が「十六夜(いざよい)」まん丸いお月様
を眺めながら、風情ある虫の声を聴き、
フルボディを味わうのも「おつ」なものです。
ちなみに昨夜の月は、地球への最接近と満月が
重なる「スーパームーン」です。
今年地球から最も離れた3月6日の月と比較
しますと、見た目の大きさが約1.14倍、
明るさは約3割増しとなるそうです。
昔の人々は満月の夜だけでなく、その後、
数日間、月を愛でました。
月を立って待つ立待月、座って待つ居待月、
夜が更けるまで待つ更待月。
満月の夜から、日々、少しずつ遅れる月の出
を、心待ちにする心情をこのような美しい
言葉で表現してきました。
観月という文字からわかるように、月は目で
見るだけでなく、心で観るものだという
ことも、人々は本能的に知って
いたように思います。
月が雲に隠れていても、雨が降っていても、
そこに月がいることを、ほのかに感じる、
そんな感性を持ち合わせていたのでしょう。
その感覚は、私たちの心の深いところに、
今も生き続けているように思います。
今日も読んで戴き有難うございます。