では弛緩性の便秘の人は、具体的にどんな
機能性食品をとったら良いのでしょうか。
前回話したように食事に気をつけることが前提
ですが、偏りきった体質を中庸にすることで、
本来のバラスを取り戻すことができます。
そこで、陰性の人におすすめしている
のは黒いり玄米茶です。
穀類は食品の中でも中庸にあたり、その
穀類の中でも玄米は中庸になります。
穀類は人が一番分解しやすい食品で、老廃物を
出すことなく、栄養素として摂り入れられます。
また、種子なので一粒のバランスが
良く、完全体と云えるのです。
その種子をじっくりと焦がしたのが
黒いり玄米なんです。
炊飯設備が整っていない昔は、これほどまでに
黒いおこげは食べなかったものの、鍋底に焦げ
付いた玄米を洗うために、お湯で茹でて取っ
ていたことは簡単に想像がつきます。
そして、そのお湯でさえ、食料の乏しい時代に
は美味しく飲めたのではないかと思えるのです。
白いご飯を食べたいた大家の娘が流行病に
かかり、おこげを食べていた奉公人が
元気だったという話があるように、
玄米でなくとも「おこげ」には
体力をつける力があります。
現代では、わざわざ黒いり玄米をお茶に煮出
して飲むのですが、ミネラルも豊富にあり、
体への吸収もしやすくなっています。
そして、中庸の玄米をじっくりと弱火で煎って
真っ黒になった黒いり玄米は、体に一番合う
極陽性の食品ということなんですね。
現代人には陰性に偏った弛緩性の便秘が
多いと云われるように食事は陰性に
偏っている傾向にあります。
それは、甘いモノや果物などの口当たりの良い
食品が多いだけでなく、農薬や添加物などの
化学薬品を自然と食べているというの
が原因のようです。
ですから、一見陽性過多のような体質の人でも、
まずは黒いり玄米を飲んで様子を見るのも
ひとつの方法ではないでしょうか。
それによってお腹が硬くなってしまうなら
肉や塩気の多さが陽性を作っているのが
原因なので、カリウムの陰性が
必要になるかもしれません。
でも、黒いり玄米茶を飲むことで、肉を食べたく
なくなり調子が良くなったから、陰性が極まった
陽性だったと云えるかもしれません。
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黒いり玄米は、ほぼ正解
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個人の好き嫌いを除いて、黒いり玄米を飲んで
体調の悪くなる人は聞いたことがありません。
真夏の暑い時に、お茶を大量に飲めば暑くて辛い
でしょうが、今の季節ではまずありえません。
それに穀類ですから、日本人の体に
悪くなりようがないんです。
あまり偏見を持たずに、挑戦してください。
【ママの体づくり塾】生活習慣病予防指導士
佐野よう子さんのメルマガより引用
http://mamakara.info/wp/
今回も最後までお読みくださり、
ありがとうございました。 感謝!