人間だけに与えられた「願いに生きる」
という特権。
あなたは、その天与の特権を生かせる
ことができていますか?
◆ 願いに生きる ◆
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この世に生を受けた誰もが、その人なりの
願いを持って生きている。
自己一身の名利栄達を求める願いもあれば、
一切衆生の悩みを救わんとする大願もある。
人々の抱く願いは千差万別である。
だが、どんな願いであれ、願いに生きる
ことは尊い。
願いを抱いて生きることができるのは、
人間だけだからである。
「忘己利他(もうこりた)慈悲の極み」
と仏教は教える。
一つの願いが他者をも幸福に導くもので
あれば、その尊さはより増す。
何を願うか。どんな願いを抱くか。
その内容が人間の格を創る、とは多くの
先賢が示すところである。
月刊誌『致知』 2016年3月号 P 9
特集「願いに生きる」より
今回も最後までお読みくださり、
ありがとうございました。 感謝!