武家の祖母から教わった人生訓を大切に
守り、凛として生きる二人の女性。
本日のメルマガでは、そんなお二人の
ご対談の中から、目の輝きや立ち居
振る舞いにも表れるという平生
の心持ちを学びます。
────────『今日の注目の人』──
◆ 目の輝きが違う人になるために ◆
松平 洋史子(葵パール社長)
×
石川 真理子(作家)
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【石川】
私たちは、たくさんのご先祖様が一所
懸命に生きて、命を繋いでくださった
結果、いまここにあるわけです。
そうである以上、このいただいた命を
精いっぱい生きることは、ご先祖様に
対する恩返しであり、それが名を
惜しむ生き方だと思うんです。
いい加減な生き方をすると、ご先祖様
の名を汚してしまいかねず、また、
子孫にまで汚名を着せること
になりかねない。
ですから、名を惜しむという意識を持って
生きることはとても大切なことでは
ないかと私は思うんです。
【松平】
大切なことですね。私もそう思います。
【石川】
松平さんがご本の中で紹介なさって
いた徳川家康公の「東照公御遺訓」
は、「人の一生は重荷を負うて
遠き道を行くが如(ごと)し」
という一文から始まりますが、私たち
は生まれながらにしてご先祖様方が
代々背負ってこられた重き荷を
背負っているんだと思うんです。
それが戦後、祖先との繋がりが希薄に
なってしまったために、重荷なんか
嫌だというのが現代人だと思います。
けれども、その重荷を喜んで受け入れる。
自分はこの重荷を負って生きていくんだ
という気概を持って生きることが、その
人の気品とか、生きる姿勢に繋がって
いくのではないでしょうか。
やっぱり気概を持って生きている人は、
目の輝きが違いますし、ちょっとした
立ち居振る舞いにもそれが表れて
きますよね。
※毎日の生活の中でいかに自分を
律すればいいのか──
本対談では、女性が凛として美しく
生きるためのヒントが満載です。
続きは本誌で!
『致知』2016年4月号
特集「夷険一節」P22
今回も最後までお読みくださり、
ありがとうございました。 感謝!