『腰痛の真実』
前回は『血の流れと腰痛』 血の循環障害による腰痛について
でした。 http://goo.gl/xBvNqC
第10話『水の流れと腰痛』
従来の分類でここに分類できそうなのは下の3つ
皮膚を擦る、つまむ、色を診るなどして正常と見比べます。
・皮膚の硬さが生む腰痛 ・季節性の腰痛 ・内臓関連の腰痛
よく東洋医学では気血水の循環障害を問題にしますが、
皮膚に変化が現れる腰痛の場合はこれと重なる部分が多いです。
(水の流れが悪い場合の症状)
水はリンパ液など血液以外の体液のことです。
これらの体液は体重の半分以上ありますので大きな存在。
汗、鼻水、涙、唾液、尿、胃液、胆汁、脳せき髄液、
関節液、細胞間液、リンパ液があります。
これらの水は体液の循環や免疫システムに深くかかわっており、
循環が悪い場合は、むくみ、めまいや頭痛、下痢や排尿障害など、
様々な不快症状を発するようになります。
これらの症状が出ると分かりやすいですが、
症状が出る前の段階でも皮膚に反応は現れます。
体液循環が悪い場合、たとえばむくみの場合を例にとると、
足のむくみは靴が窮屈となる、靴下の跡が残るといった、
ひざから下にむくみが出ることが多いです。
また、歩行の質が悪い人や歩行量が足りていない人は、 顔にむくみがあります。
病気ではありませんが水の循環が悪いことを表しており、
顔の皮膚が厚い、または顔がぼてっとした印象に写ります。
その他で、治療家が診るポイントとしては、
健康な部位と比較して皮膚の色が黒ずむ、
つやが悪くなる、皮膚が固くなるといった変化です。
たとえば、首型まわり、腰まわりだけが黒ずむなどがこれにあたります。
つやは、背中だけざらざらしているなどです。
皮膚が硬くなるというのは、ある部分の皮膚がつまめなくなるとも言えます。
腰の皮膚だけが硬くてつまみあげられないという場合がこれに当たります。
(対策法セルフケア)
今回も、セルフケアと施術に分けて説明しましょう。
体液の流れが良くなる方法ならば何でもオーケーです。
エアロバイクなどではなく全身を使う運動の方が効きます。
具体的には、全身のストレッチ、水泳や水中歩行、
走る、泳ぐ、歩くなどの全身運動は気血水の改善に対して理想的です。
自分の体力を考えながら40分以上継続できる運動をしてください。
・ミニトランポリン
「そんな時間は取れない」という方に向いているのがミニトランポリン。
3分から5分、手を振る、手を上げ下げする、体幹をツイストする、
バランスを前後左右と変える、など変化を与えながら飛ぶだけです。
時間がない時や外に出られない時などに便利な方法でもあります。
(有効な施術法は)
・皮膚の整復(つまみあげ)
これは、手の指で皮膚をつまみ上げる方法です。
健康な部位の皮膚は柔らかく軽くつまむことができますが、
皮下の体液がうまく流れていない場合は、硬くてつまめません。
これは、皮膚と皮下の筋膜が癒着しているからです。
この癒着による体液の滞りを取り去ることで、
体液循環を改善することができる理にかなった方法です。
・吸い玉
昔ながらの吸い玉療法は皮膚の整復も兼ね備えています。
これは、半球体のガラスを皮膚に吸い付けて行いますが、
吸い上げたところの体液循環は改善しますし、
浄血療法といわれるだけあって血水の両方を改善させます。
・アロママッサージ
リンパマッサージの1種ですが、
クライアントの体質やその日の気分に合わせた精油を、
植物オイルで数パーセントに希釈したオイルを使って施術します。
これは、体液の流れを良くすると同時に精油の薬効を利用し、
気血水の流れをすべて整える方法です。
できれば30分以上の半身以上の施術が望ましいでしょう。
・酸素カプセル
1.3気圧の高気圧で全身に均等圧を加えますので穏やかな作用です。
気血水のすべてに有効な方法で、優れた方法の一つです。
小1時間中に入れば十分な効果があります。
人類健康化の水先案内人/岡田さいじさんのブログより許可を得て転載
ブログ・所長の引き出し 2015年7月13日発行
http://kenkokagaku.lekumo.biz/blog/
【真理にかなった施術法&健康法の選別と開発】
大阪市住吉区帝塚山東3-4-10健康科学整体研究所
今回も最後までお読みくださり、ありがとうございました。 感謝!