インターネット、検索全盛期の今の時代、
従来型の「暗記力」「記憶力」は、試験
を受ける人は別として、普段のビジネ
スマンの仕事においては必要ないと
著者はいいます。
それよりも、どこにどんな情報がある
のかを早く引き出し、活用すること
のほうが重要です。
覚えておきたい情報を記憶に残すために
必要なのは、徹底したアウトプットだ。
メモすること、書くこと。いう
なれば、「記録する」こと。
記録したものを後から見返すことで、
思い出すことができる。
とにかく「書くこと」が基本だ。それが
書きまくり記憶術である。書くことは
つまり、記憶すること。
忘れる前にメモしよう。メモ
しまくり記憶術だ。
ノートの活用で内容も感動も忘れ
ない。殴り書き記憶術だ。
私が何年も前に見た映画を覚えて
いられる理由は、ノートにメモ
しているからだ。
映画を見終った直後に、その映画から
得られたインプレッション、気づき、
感動、心にとまった台詞、共感
したテーマなど、頭に浮かぶ
ほとんど全てを、ノートに殴り書きする。
ここで重要なのは、忘れないうちに
思いつくことの全てを文字として
書き出すことだ。
字のきれいさよりも、スピード
が優先される。
「to doリスト」を使えばフローに入れる。
フローに入ると疲れ知らずで
原稿用紙50枚以上書ける。
フローとは、別名「ゾーン」ともいう。
フローとは、「一つの活動に深く没入
しているので他の何ものも問題となら
なくなる状態、その経験それ自体が
非常に楽しいので、純粋にそれを
するということのために多くの
時間や労力を費やすような
状態」のことだ。
一言でいえば、「絶対的な
集中状態」である。
時間を忘れて仕事に没入し、気が
つくと圧倒的な質で量をこな
している、という状態だ。
わたしは本の執筆をしているときに、
しばしばフローを経験する。
本書の執筆においても、10回以上は
フローの状態で執筆できたと思う。
わたしの場合、フローに入ると次々
と文章が流れるように浮かんでくる。
自分の考えが次々と文章化されて
いくのが、楽しくてしょうがない。
気がつくと夕方になっていて、原稿
用紙50枚以上も書いていた、
といったこともある。
疲れ知らずで、時間があっという間
に過ぎ、苦もなく1日で大量の
原稿を書き上げてしまう。
それも圧倒的に楽しい気分に
支配されながら。
その瞬間が楽しくて、楽しくてしょう
がないので、「もっと書きたい!」と
モチベーションがあがる。
「次に何をやろう?」ということをいち
いち考えずに流れるように、作業に
没頭すればフローに入りやすい。
そのために活躍するのが、
「to doリスト」である。
「アウトプット」こそ究極の
成功法則である。
視覚情報を用いると圧倒的に記憶に残る。
絵を用いると、圧倒的に記憶に残りやすい。
これは、極めて重要な記憶戦略となる。
自分でイラストや絵を描き、視覚に
訴える図や表を自分でまとめること
で、圧倒的に記憶に残りやすい。
日記を書くだけで記憶力の
トレーニングになる。
日記を書くということは、その日何が
あったのか、それについてどう感じ、
どう考えたのか、その日を振り返
り、思い出しながら書くことになる。
これは想起のトレーニングになり、
脳を活性化させる。
普段から自分の仕事や専門性に関する
大量の知識や情報を、自分の頭の中に
整理しておき、いつでも取り出せる
ようにしておくことだ。
やりたい仕事があれば、
万全の準備をしておく。
記録するだけで記憶は蘇る。
考えや気づきをドンドン「外化」
するとドンドン記憶に残る。
自分の考え、アイデア、気づき、思い
つきをドンドン、メモしよう。
本を読んだり、映画を見たり、旅行
に行ったりしたら感想を書こう。
自分の体験を記録しよう。
それが「外化」だ。
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今回も最後までお読みくださり、
ありがとうございました。 感謝!