人間の命は奇跡の連続の上に成り立っている――
このことは本欄でも何度か紹介してきた。
中でも忘れられない話がある。
本号にもご登場いただいている村上和雄、
桜井邦朋両氏から伺った話である。
「人間の持っている遺伝子情報は、一粒の米を
60億に分けたほどの極小スペースに、一ページ
1,000文字で千ページある 大百科辞典
3,200冊分が入っている」
――村上和雄氏
「太陽の中心核では4つの水素が融合して一つの
ヘリウムを作るが、水素の質量の0.7パーセント
がエネルギーに転換して放出され、それ
によって太陽は輝いている。
この放出量が0.71パーセントだったら星の進化
スピードが早すぎて、太陽はすでにない。
0.69パーセントだとスピードが遅くなり、ヘリ
ウム結合ができず、137億年たっても炭素が
作られず、生命は生まれていない」
――桜井邦朋氏
鮮烈だった。何かとてつもなく大きな意志が
働いている。
そうとしか思えない“宇宙現象”である。
一つの生命細胞が生まれる確率は、一億円の
宝くじに100万回続けて当たるような確率で
あり、「現代科学はいまだに、一つの細胞
も作れていない」とも教わった。
鼎談「生きているというこの
素晴らしき人間の奇跡」
桜井 邦朋(宇宙物理学者)
×
山崎 直子(宇宙飛行士)
×
村上 和雄(筑波大学名誉教授)
人類の永遠の謎ともいえる宇宙や
生命の誕生と根源。
宇宙物理学者の桜井邦朋さん、宇宙飛行士の
山崎直子さん、筑波大学名誉教授の村上和雄
さんには、その謎に踏み込んでいただきました。
厳然たる法則の下、寸分の狂いなく動く
大自然の神秘。
その背後には、生命を包み込む大いなる
存在の姿が見えてきます。
「人間、この不思議なるもの」
平澤 興(京都大学元総長)
京都大学総長を務めた平澤興先生の講話集が、
十二月に弊社より刊行されます。
その中から精選した生命の奇跡、人間の可能性
について語られた平澤先生の言葉は、私たち
に希望と勇気を与えてくれます。
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対談「人生はあなたに絶望していない」
柳澤 桂子(生命科学者)
×
永田 勝太郎(国際全人医療研究所代表幹事)
トップ対談は、生命科学者の柳澤桂子さんと、
医師の永田勝太郎さんです。
40年以上、ご自身の病と向き合ってこられた
柳澤さんが壮絶な体験をとおして掴まれた
深遠な生命の世界を、永田さんととも
に見つめていただきました。
お二人の対話は、科学という範疇を超えて宗教
や精神世界の本質にも及んでいきます。
自然体で自分がやりたいことをしていると
健康になるし疲れないのです。
それだけでも大きな報酬です。
詳細は、致知出版社の「人間力メルマガ」
をご覧下さい。
https://fofa.jp/chichi/a.p/114/
今年は暖かい冬至でした。第 37 号で少し書き
ましたが、昨日を境に昼間の時間が少し
ずつ長くなるようです。
昨夕は「柚子湯」にはいり健康を祈願しました。
感謝です。
今日も読んで戴き有難うございます。