生きる装 ( よそお ) い 第 37 号

 今年は、夏が過ぎ秋の残暑もなく、四季の移り

変わりが例年になく順調すぎて、季節の装いを

十分に楽しまなかったと未練が残ったりし

ないでもなかったが、過ぎた季節を脱ぎ

捨てる思い切り一種の快感がなくもなかった。

 最近は少しずつ年を重ねいくらか無精になった

のか、屋外に出掛ける事が少なくなり

季節への感度が少しずれて居る

のを感じる事がないでもない。

 夏には夏の装いがあり、秋には

秋の装いがあろう。

 いつまでも若者ぶって気取るわけではないが、

年相応に目立たぬ様にお洒落はせねば

人生の季節にずれないように

 お洒落とは何より、今の「時代の風」に華やぐ

ことで、若者は自然に時代の中にいるものだが、

年を重ねると時代への感度が鈍くなりやすい

 若さを保っているつもりで、その実は自分の

「ホントに若かった時代」を引きずっている

だけなのか。

 若いのはいいことだろうが、それは「今の時代」

の若さでなくてはつまらない。

 うっかりすると若さへの未練であったり、

時代の匂いをかぐ事に無精になって

いるだけかもしれない

 最も何が何でも、時代の装いに身を合わせる

必要もないし、年配だから年配者らしく、

生きねばならないなどとは思わない。

 今時の人達は身の丈に合った、素敵な

生き方をされている人が多い。

 問題は無理するからいけないのだ、そして

無精であったり鈍感であったりする

のはやはり良くない

 何なら衣装を変えたら気分も変わるような

つもりで、今日はちょっと若者向き

明日はしっとり年配者向きなどと、

日毎に生き方の気分を変えてみるのも悪くない。

 こうしたことも年を重ねると無精になりかねない

が、無理に若ぶることに精出すよりも、案外に

こちらのほうが若さにつながる、老いを

恐れぬのが若さということなのだから。

 今年の最終月、「日短きこと至」夏至とは逆に、

夜が最も長く昼が最も短くなる日、12/22(火)冬至。

 この頃になると、もう来年の事を言っても鬼も

笑わない、日数を残すだけになりました。

      今日も読んで戴き有難うございます。

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